BLUE DROP  第07話  「Crinum」

先週のNHKの番組宣伝を視たせいで、ネットでつい視てしまった…。
『太王四神記』:第19話…。
主役談徳:広開土王にばかりスポットライトがいろんなブログやHPで当て
られていますが、日本人としては広開土王のライバル、倭のリーダーたる
『神功皇后』にもスポットライトを当てないことには―――。
画像

神功皇后の時代は、大体ですが西暦350年付近に想定する事が出来ます。
この時代は「空白の4世紀」とか「謎の4世紀」などとも云われています。
しかし、この言葉が正確な使い方ではないのは余りにも明らかです。
画像

なぜなら、この「空白の4世紀」の意味は、
「支那の資料には書かれていない。」
という事を意味しているものだからです。
「空白の4世紀」とは、単に支那歴朝の資料において4世紀の日本の状態が
書かれていないと云っているに過ぎません。つまりは、支那側の資料には4
世紀の日本史を再構築する手がかりがないために分からない、と云っている
ようなものなのです。
画像

ちなみに4世紀の東アジアの状態とは、北アジアの各地域に生活する各部族
がそれぞれ活発に自立のための活動を行っていました。
この時代の華北地域では五胡十六国と呼ばれる興亡がありました。
五胡十六国とは西暦304年に前趙が建国してから、同439年に北魏が統一す
るまでの約130年間に、五胡が建てた十三ヶ国と漢族の建てた三ヶ国の総称。
ちなみに五胡とは匈奴、羯、鮮卑、氐、羌の各部族を指しています。
東アジア世界の住人にとって、「世界の中心部」とも言える華北地域では猫の
目のように覇権が移動する状態にあったのです。これではとても海を越えたと
ころにある「圏外」の事などにかまっていられなかったのは容易に想像がつくと
思います。
画像
画像
画像

「神功皇后架空説」に代表される日本列島未開地論は、古代東アジア史から
みると極めて不十分な意見のように思われます。つまり「空白の4世紀」と
は支那の資料に書かれていないことを良いことにして、「神功皇后架空説」
を作り出すための根拠とされたような気がするのです。神功皇后架空説とは、
4世紀のような早い時代に日本が海を越えて三韓征伐できるはずがない、と
いう結論から成り立っているものです。
このように「先に結論ありき」という姿勢は科学的態度による考察とは正反対
のものです。日本は未開の土地であり遅れていたはずだ、という意見は黄河
文明や殷・周・秦・漢などの古代文明と比べれば間違いありません。
しかし、古代文明に接した各民族はそれぞれが触発されて国家形成のための
活動を続けていったのです。
極東アジア地域から朝鮮半島に焦点を当ててみると、まず紀元前1世紀に高
句麗が興り、4世紀に入ると三韓の中から百済や新羅が建国されました。
画像

実は日本書紀や古事記ばかりではなく、神功皇后の新羅征伐を裏付けるよう
な記録が各地に残っています。
神功皇后を祭神としている神社は、聖母宮(香椎大明神・聖母大菩薩)、筥崎宮、
香椎宮、宮地嶽神社、御香宮をはじめとして全国に数千社以上あるのです。
画像

古今東西、広大な領土を征服した人物は栄光の伝説とともに「大王」として誇らしく
語られています。
これはある意味「世界標準」でしょう。
そして、更に「もっともらしい説明」が付けば伝説を事実と看做して良いのではない
でしょうか。
そのために、かつて行われた三韓征伐が、単純な勢力拡大ではなく、正当性を持
ったものだったとして、後世の大陸政策(斉明天皇の百済救援、秀吉の朝鮮出兵
が代表)はこれをもとに"理論武装"を図ったのであるという説も成り立つような気が
します。
画像
画像

有名な七支刀は「対高句麗戦争」のお礼として百済から贈呈されたものである
とみられています。これは時期的にも神功皇后から応神天皇の時代と一致し
ています。高句麗の軍事的な朝鮮半島南下策というのは、華北(中原)で争われ
た五胡十六国の盛衰に極めて密着した動きになっているのです。
高句麗は鮮卑族の前燕の軍事的圧迫を受け続けていました。
北方からの脅威に対抗していた高句麗は南下策を取りようがなかったのです。
しかし、西暦370年に前燕が滅亡すると状況は一変。
これ以降、高句麗は百済、新羅に対して侵略行為を強める事になります。
神功皇后の新羅征伐により日本の軍事的実力を知った百済が、高句麗に対抗
するために日本に援助を求めた、という図式があの「白村江の戦い」までの日本
の国際関係を決定したように思います。
画像

広開土王碑文の時代とは391年からおよそ10年間にわたる「高句麗」対「日本」
・「百済」の攻防戦に相当しましょう。
当時数万人もの大兵力を動員して戦う相手「倭」とは「日本」以外には存在して
いないと考えて良いでしょう。
画像

新羅征伐から生還した神功皇后たちは、大和の麛坂王、忍熊王と皇位継承戦争
をすることになります。
この時に神功皇后を助けて大活躍した人物として武内宿禰が有名です。
新羅征伐を遂行し、息子である誉田別の擁立をする神功皇后の姿は、40年間も
皇位みたいな地位にあってオーストリアを繁栄に導いた大女帝「マリア・テレジア」
の姿に、とてもよく似ているように感じます。

さて、本題に戻って…。

船津丸の実家がある港町の波止場に、水着姿のマリと萩乃の姿。
夏休み。引越しの手伝いも兼ねて、肥満寮長の船津丸の家へと遊びに来た寮
の面々。皆を迎える海と船に、みち子へ何かの予感を覚える…。

こちらも今週は水着回。

今回は意外とまったりした回。
船津丸の家庭の複雑さに?な処に、いきなり水着シーン。
そして船のいなくなった古い漁港へ。私はてっきり、マリが遭難して大変な事態
になると読んでいたら、Bパートではあっさり戻ってきていて何故かツンデレ。
それにしても男前の朱音が意外とナイスバディ。黒ビキニで男を誘います。

ひたすら百合ですなぁ。
視ていて和むのですけれども、何気ない日常以上のものでもなかったかな。

でも演出は秀逸。
Aパートでは、得体の知れない存在に見えるように赤ん坊を描いておいて、徐々
にマリたちが愛着を示していく過程が、なかなか…。
奥歯が生えかけで、やたら唾を飛ばしたがるといった、赤ん坊に対する描写も
リアルでGJ!!

そして萩乃にもらった貝殻で、一人はしゃぐ後藤邑子さん演じるツバエルもGJ!

そして萩乃の水着の披露…。
焦らす様に徐々にパーカーのチャックを下ろす仕草。
見えてくる寄せられた胸の谷間…。
そして、白水着萬歳!
そして夜。
萩乃の入浴シーン。アップにした髪と水面・水中に垂れる髪がエロい…。
そして、そして、

「別に、あなたを心配してた訳じゃないんだからねっ―――。」


という王道のツンデレ台詞、まさか矢島晶子さんの声で聴けるとは…。
画像


BLUE DROP~天使達の戯曲~ Vol.1

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • BLUE DROP・第7話

    Excerpt: 「Crinum」 夏休み。引越しの手伝いも兼ねて、寮長の船津丸先輩の家へと遊びに Weblog: たこの感想文 racked: 2007-11-17 16:03
  • BLUEDROP~天使達の戯曲~第07話「Crinum」感想

    Excerpt: ブルードロップ。なんだかんだで楽しみな作品です。今週は・・・??BLUEDROP早速感想。今回は水着!とかツンデレ!とか赤ちゃん!とかげろ・・・とか。かなりギャグ色の強い回でした。しかしあのド直球なツ.. Weblog: 物書きチャリダー日記 racked: 2007-11-17 16:48
  • ■BLUE DROP - 天使達の戯曲【#07】Crinum -ケガレナイココロ-

    Excerpt: BLUE DROP#07の視聴感想です。 海。 嵐。 赤ちゃん。 お風呂。 同衾。 もしもし…コマンダーエカリル…うはぁ♪ ↑さぁポチッとな Weblog: 此方彼方其方-コナタカナタソナタ- racked: 2007-11-17 17:31
  • BLUE DROP #7

    Excerpt: マリたちは、寮長さんの実家に遊びに行くことになりました。ちょっとした旅行のはずが、寮長さんのお姉さんが産気づいてしまって大騒動になってしまいました。今回は、ちょっと中休み... Weblog: 日々の記録 on fc2 racked: 2007-11-17 17:41
  • BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第7話「Crinum」

    Excerpt: BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 確か、前回の次回予告で、夏休みを利用して船津丸の実家に行くと言っていたけど、そこで、一人の少女に出会うっていうのが、今回の目玉だったように記憶していたんですが、.. Weblog: パプリカさん家のアニメ亭 racked: 2007-11-17 17:55
  • ■BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第7話「Crinum」

    Excerpt:  マリと萩乃は、どうにもうまく波長が合わないみたい。  二人っ切りで居ても、すぐにマリが怒り出しちゃうからなー。  擦れ違いが多いんだもん。  萩乃が海底で拾っ Weblog: ゆかねカムパニー2 racked: 2007-11-17 18:09
  • Blue Drop 第7話

    Excerpt: [寮長・船津丸ひろ子の実家に、引越しの手伝いをかねて遊びにきたマリ、みち子、萩乃、朱音。彼女達はひろ子の姉・ゆり子の生まれたばかりの娘に接する。晴れていた空が一転し、雨が降り出すが、同時に妊娠中のゆり.. Weblog: ルナティック・ムーン racked: 2007-11-17 18:17
  • BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第7話 「Crinum」 (アニメ感想)

    Excerpt: BLUE DROP 寮長の実家に遊びに行く話。 女だらけの世界だけに、生まれてくるのも女の子だけ。そしてマリたちは赤ちゃんに興味津々。「まるで、未知の生物ね…」と感慨深い萩乃。とい.. Weblog: 荒れ地に棲む者へ racked: 2007-11-17 18:53
  • 【アニメ感想】BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第7話

    Excerpt: 「Crinum」 女の子同士でも子供を産めました(マテ クリナム。ヒガンバナ科クリナム属と呼んだ方がいいか? 別名【浜万年青】【浜木綿】。 花言葉からは、「汚れがない心」。他に、�... Weblog: ACGギリギリ雑記 racked: 2007-11-17 19:28
  • BLUE DROP 第7話「Crinum」

    Excerpt: マリ達は寮長の実家へ。 寮長の姉さんと寮長はとても姉妹には見えませんね。 マリと萩乃と朱音は早速海へと繰り出す。マリは無邪気で萩乃は優雅に見えたな。 ウツボの顔が寮長に似ていた様に思えたが気のせ.. Weblog: White wing racked: 2007-11-17 20:02
  • バビロンの大富豪―「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

    Excerpt: 永遠の名著バビロンの大富豪の書評です。お金を貯める、ノウハウがあります。よろしければお寄りください。 Weblog: 自己啓発書の読書評 racked: 2007-11-18 10:39
  • BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第7話 「Crinum」

    Excerpt: BLUE DROP ~天使達の戯曲~ 第7話 「Crinum」 Weblog: 恋華(れんか) racked: 2007-11-18 13:07
  • 『BLUE DROP~天使達の戯曲~』第7話

    Excerpt: JUGEMテーマ:漫画/アニメ さすがの萩乃様も、赤ちゃんは未知の生命体だったようで。ってか、もしかして幼体が存在しない種族だったりとかするのでしょうか?ボコボコ沸騰してる(!)ミルクを平然と与えよ.. Weblog: うかばれないもの racked: 2007-11-18 18:30