3000系

近鉄唯一のステンレスカーであり、電機子チョッパ制御車。 
近鉄3000系。
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阪急の2200系や南海の8000系と同じく、近鉄にも電機子チョッパ制御
の試作車が、一編成だけ存在します。3000系です。

なぜこの3000系に電機子チョッパが採用されたのでしょうか。
それは、京都市営地下鉄烏丸線に乗り入れることを想定していたからです。
電機子チョッパ制御の魅力に、「抵抗器による発熱がない」ということが
挙げられます。

とはいえ、80年代以降、各社は、高価なデバイスである耐高電圧トランジ
スターを搭載する電機子チョッパ制御に見切りをつけ、界磁チョッパ制御
や、界磁添加励磁制御を導入するようになります。

界磁添加励磁制御は、過去の方式である抵抗制御の改良型ともいえる方式
ですが、より経済性の高いこれらの方式を優先させたわけです。

それは、近鉄としても同じことなのですが、近鉄は次世代のハイテク制御、
つまりインバータ制御の導入に積極的でした。

そして3200系が量産され、烏丸線に乗り入れました。

もし烏丸線への近鉄乗入れが、5年早ければ、電機子チョッパ制御である京
都市の1000系(80年製)と同様、3000系が量産されていたかもしれません。



「電車の進化」大研究 ——メカニズムの基本知識と鉄道輸送の未来
中央書院
広岡 友紀

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