School Days 第08話 「学祭」
「まあ、互いの都合が必ずしも一致しないってのが、男と女って
やつってことかな。」
蓋し名言。
世界がもし100人の村だったら。
50人のオトコと、50人のオンナがいて、
もし、50件の恋愛物語があるとするならば、
そのすべてにおいて、自己の満足と相手の満足とが一致するペアが
何組いるのでしょうか?
そして、もし満足できなかった理由を並べ立てるならば、オトコの
不満とオンナの不満は、九分九厘違う理由が並ぶに違いありません。
『遠くて近きは男女の仲』という言葉があります。
男女がほんの少しのコミュニケーション、例えば道を聞くとか、電車で
隣り合わせになって喋るとか、そういう場合、その相手の職業や性別
にかかわらず終始にこやかにその場を去ることができます。
ところが、これがいったん恋愛や家庭生活のことで少し踏み込んだ
話になると驚くほどのドロドロした感情と遭遇することがあるのが
男女の仲。
不思議で、不可解な男女の仲。まさしく、
『遠くて近きは男女の仲』
この有名な格言の出典は枕草子です。
枕草子 160段:遠くてちかきもの
「地獄」「船の旅」「人の仲」
ちなみに159段:近くてとほきもの
「愛情のない兄弟親戚」
退屈が目に浮かぶような船旅が、乗ってしまえば、揺られて眠くな
って知らぬ間に着く。また見知らぬ人と仲良くなって、和気あいあ
いのうちに着いてしまう「船の旅」。
死ぬことなんて、考えたくもない、ずっと先のこと。
でも、すぐ老い、死ぬ。そして行き先は「地獄」。この世も「地獄」。
そして「男女の仲」というのは、人智を越えた糸に結ばれていて、
まるで縁がなさそうな人と、ひょっこりくっついたりするもの。
清少納言はこう喝破しています。
一方「遠くて近きは男女の仲、近くて遠いは田舎の道」。
田舎の道というのは、目指す場所は見えているのに、歩けど歩けど
なかなか辿り着かない。
周囲に何もないから、景色がちっとも変わらず、距離が縮まった気
がしない。
つまり錯覚、「近いのに遠い気がする」。
同じく男女の仲というのも、互いの錯覚からなるもの。
好きになると、遠くのものが近くにあるように錯覚する。
本当は距離があるものなのに、近くにあるものと勘違いするのが男女
の仲。遠いのに近い気がする…。
さて言葉と世界の間で揺れ動く誠の前に、刹那の想いが絡まりあっ
てきて、このまま四角関係に突っ込んで行きそうな勢い。
相変わらずバランスの悪い構成です。
前話のラストを引き継いで一気に修羅場に持ち込むかなぁと、思った
のですが。
親の転勤に伴い、フランスに引っ越しと転校していくことが決まって
いるらしい刹那。
フランスに行く前に、世界が安定するように色々と気を回す刹那。
しかし、そんなことお構いなしの誠。
制服見て…、パジャマ姿見て…、
「誠、私どうすればいい?」
と判断を仰ぐ世界に
「切ないんだ、世界!」と無理やり押し倒す誠。
言葉ときっぱり別れることもできず、それなのに世界とも…。
翌日の放課後、帰りの電車でなぜか違う駅から言葉が乗ります。
異様にくっついて性的アピール全開の言葉。
「触りたいですか? そのうち直に触らせてあげます。」
そして2人きりでの自宅への誘い…。
そこまでする理由は後夜祭でのフォークダンス。
あそこまでアピールしてくれたのに、このあと誠は世界に会いに…。
そして、学祭1日目。
お化け屋敷の受付をする言葉。
受付を押し付ける乙女たち…。
するとカップルが来て休憩室へご案内。
『オトナの休憩室』が稼動してます。
カメラも作動中。
そうそう、シーツとかカバーとか、ちゃんと替えるんでしょうな?
なかなか客が来ない3組の喫茶店。
集客アップに、刹那が着ぐるみ作戦を決行!
刹那自身も『まーくつー』で出陣。
さらにウェイトレスたちが絶対領域解放!
他陣営も負けてはおれず、三つ巴の戦いへ。
でも、この騒動おかげで3組の喫茶店は崩壊。
責任を感じた刹那、明日までに修復を計画。
資材調達を行なう誠と刹那。
すると刹那が学祭が終わったらフランスへ引っ越すことを告白。
でも、引越す前に気がかりなことが。それは世界のこと。
いままで世界が落ち込めば刹那が慰めましたが、もう世界の近くに
いてあげれません。
そこで、自分のかわりに世界の近くにいてほしい…。
そして、誠が泣いている刹那を慰める回想場面に。
気が強いためにちょっかいを出されてた刹那。
すると誠がクラス委員になることを勧めて、投票もしてやると
言ってくれていました…。
そして校舎へ戻ると「これは私だけの思い出…」
と、疲れ切って眠った誠にキス。
しかし…、言葉はしっかり見ていましたよ!!
ああ、昼ドラ展開。
このままどうなるんだ‥‥‥。
枕草子 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
やつってことかな。」
蓋し名言。
世界がもし100人の村だったら。
50人のオトコと、50人のオンナがいて、
もし、50件の恋愛物語があるとするならば、
そのすべてにおいて、自己の満足と相手の満足とが一致するペアが
何組いるのでしょうか?
そして、もし満足できなかった理由を並べ立てるならば、オトコの
不満とオンナの不満は、九分九厘違う理由が並ぶに違いありません。
『遠くて近きは男女の仲』という言葉があります。
男女がほんの少しのコミュニケーション、例えば道を聞くとか、電車で
隣り合わせになって喋るとか、そういう場合、その相手の職業や性別
にかかわらず終始にこやかにその場を去ることができます。
ところが、これがいったん恋愛や家庭生活のことで少し踏み込んだ
話になると驚くほどのドロドロした感情と遭遇することがあるのが
男女の仲。
不思議で、不可解な男女の仲。まさしく、
『遠くて近きは男女の仲』
この有名な格言の出典は枕草子です。
枕草子 160段:遠くてちかきもの
「地獄」「船の旅」「人の仲」
ちなみに159段:近くてとほきもの
「愛情のない兄弟親戚」
退屈が目に浮かぶような船旅が、乗ってしまえば、揺られて眠くな
って知らぬ間に着く。また見知らぬ人と仲良くなって、和気あいあ
いのうちに着いてしまう「船の旅」。
死ぬことなんて、考えたくもない、ずっと先のこと。
でも、すぐ老い、死ぬ。そして行き先は「地獄」。この世も「地獄」。
そして「男女の仲」というのは、人智を越えた糸に結ばれていて、
まるで縁がなさそうな人と、ひょっこりくっついたりするもの。
清少納言はこう喝破しています。
一方「遠くて近きは男女の仲、近くて遠いは田舎の道」。
田舎の道というのは、目指す場所は見えているのに、歩けど歩けど
なかなか辿り着かない。
周囲に何もないから、景色がちっとも変わらず、距離が縮まった気
がしない。
つまり錯覚、「近いのに遠い気がする」。
同じく男女の仲というのも、互いの錯覚からなるもの。
好きになると、遠くのものが近くにあるように錯覚する。
本当は距離があるものなのに、近くにあるものと勘違いするのが男女
の仲。遠いのに近い気がする…。
さて言葉と世界の間で揺れ動く誠の前に、刹那の想いが絡まりあっ
てきて、このまま四角関係に突っ込んで行きそうな勢い。
相変わらずバランスの悪い構成です。
前話のラストを引き継いで一気に修羅場に持ち込むかなぁと、思った
のですが。
親の転勤に伴い、フランスに引っ越しと転校していくことが決まって
いるらしい刹那。
フランスに行く前に、世界が安定するように色々と気を回す刹那。
しかし、そんなことお構いなしの誠。
制服見て…、パジャマ姿見て…、
「誠、私どうすればいい?」
と判断を仰ぐ世界に
「切ないんだ、世界!」と無理やり押し倒す誠。
言葉ときっぱり別れることもできず、それなのに世界とも…。
翌日の放課後、帰りの電車でなぜか違う駅から言葉が乗ります。
異様にくっついて性的アピール全開の言葉。
「触りたいですか? そのうち直に触らせてあげます。」
そして2人きりでの自宅への誘い…。
そこまでする理由は後夜祭でのフォークダンス。
あそこまでアピールしてくれたのに、このあと誠は世界に会いに…。
そして、学祭1日目。
お化け屋敷の受付をする言葉。
受付を押し付ける乙女たち…。
するとカップルが来て休憩室へご案内。
『オトナの休憩室』が稼動してます。
カメラも作動中。
そうそう、シーツとかカバーとか、ちゃんと替えるんでしょうな?
なかなか客が来ない3組の喫茶店。
集客アップに、刹那が着ぐるみ作戦を決行!
刹那自身も『まーくつー』で出陣。
さらにウェイトレスたちが絶対領域解放!
他陣営も負けてはおれず、三つ巴の戦いへ。
でも、この騒動おかげで3組の喫茶店は崩壊。
責任を感じた刹那、明日までに修復を計画。
資材調達を行なう誠と刹那。
すると刹那が学祭が終わったらフランスへ引っ越すことを告白。
でも、引越す前に気がかりなことが。それは世界のこと。
いままで世界が落ち込めば刹那が慰めましたが、もう世界の近くに
いてあげれません。
そこで、自分のかわりに世界の近くにいてほしい…。
そして、誠が泣いている刹那を慰める回想場面に。
気が強いためにちょっかいを出されてた刹那。
すると誠がクラス委員になることを勧めて、投票もしてやると
言ってくれていました…。
そして校舎へ戻ると「これは私だけの思い出…」
と、疲れ切って眠った誠にキス。
しかし…、言葉はしっかり見ていましたよ!!
ああ、昼ドラ展開。
このままどうなるんだ‥‥‥。
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